翌朝はのんびりと７時過ぎに起床。パッキングしたザックを宿の前にデポして、ガストまで歩いて行き朝食。ガストはやたら混んでいたが、時間が遅いせいかクライマーらしき姿はなかった。スクランブルエッグの味はいまいちで残念。ピザトーストの方がよかった。
セブンで買い物をしてからザックをピックし、岩場へ降りたのは９時半くらい。日曜はもともと予備日で、狙いのパン１を昨日登ってしまったのだから、どうも気合いが入らない。
「ルーズガール」でアップし、さて何をやろうかな？
現地でご一緒させていただいたＭワさんは「キャデラックランチ」（12b）をやるといい、一緒にやろうかなと少し思ったが、トライする人が意外と多く、また長いルートなので時間もかかっているのでやめておいた。「サーカス」（12c）も、ヌンチャクはかかっているし、触ってみたい気もしたが、まだ時期尚早に思える。
ピスタチオ（12a）、厳しい
やはり、12aで残っている「ピスタチオ」が妥当だろうかと思ったが、トライしている人はいない。ヌンチャクを自分で掛けるのは構わないが、抜けられるかどうか、わからない。
そこでまず、隣の「トムボーイ」（10d）を登る。これはグレードなりでMOS。そして降りながら、ピスタチオにヌン掛けした。トムボーイは簡単だったので、とりあえず回収は問題ないだろう。
で、やってみたが、これは厳しい。今日は昨日と比べてだいぶ気温が上がり、さらに風もない。状態はあまり良くなく、とにかくカチがツルツルと抜けて届かない。足を上げていけばいい、というのはわかっているのだけど、上げるまでカチが持ちきれない。
２便出したけど、２回とも下部で敗退。あきらめて、「トムボーイ」を登り直して、ヌンチャクを回収した。
もちろん、秋や春、あるいは雨後じゃないんだから、滑るというのはヘボの言い訳で、自分が下手だからということはわかっている。でも正直、昨日くらいの寒さを感じるような日にやりたい気はした。あるいは、日が当たらない午前中か、夕方にやるか。
なお、１ピン目は危険を感じたので、隣の「トムボーイ」の１ピン目にかけておき「ピスタチオ」の１ピン目をかけてから、そちらを外した。今回初めてだったので具合がわからなかったが、ピスタチオの１ピン目は連結長ヌンにでもしておくのがよさそう。
気持ちよく登れるのは、10台まで、か？
最後は、まだ触ったことのなかった「タイトボーイ」（10d）をMOS。これはジムみたいで気持ちよく登れるルートだった。よくアップで使われているが、たしかに隣のルーズガールよりアップ向きかも。
17時を過ぎ、まだ「キャデラック」に果敢にトライしているＭワさんに挨拶してお先に失礼させたもらい、伊豆高原駅の足湯で足をほぐしてから、電車で寝て帰った。
Ｍワさん、Ｍイさん、ありがとうございました。
・トムボーイ（10d）：MOS
・タイトボーイ（10d）：MOS
・ピスタチオ（12a）：××（2敗退）
Ｍワさんは、シーサイドで10台を登り直すことを今シーズンのテーマにしているといい、意識が高い。自分も、10台、11台でもまだ登っていないルートがあるし、それらをつぶしていった方が、実力アップにはよいのかもしれないと少し思った。
気温、服装メモ
伊東市の予想最高気温は11度。岩場では20度近くまで上がっていた。
登るときは半Ｔ。レスト中はその上にダウン。
