またしても北川→ベースキャンプラインで決勝進出

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木曜初雪からの日曜

木曜、首都圏で降雪。11月の初雪は54年ぶりだという。ネットにアップされた写真を見ると、名栗あたりではけっこうな量が積もっていた。

土曜に北川、という話もあったのだけど、とりあえず中止。しかし、後から聞いたら河又、聖人岩あたりでは、コンディションは良かったらしい。しまった、と思ったが、でも、北川はどうだっただろう? ルーフの上に雪が残って融けていたりすれば、下部はともかく、リップから上がダメだろう。

日曜はもともと雨予報で、ベースキャンプへ行こうと思っていたが、天気予報がやや好転していた。それなら、と北川へ行ってみることにした。もしダメだったら当初の予定通りベーキャンに行けばいい。

Kスケさんと電車で西吾野まで行き、駅でOトモさんの車に拾ってもらった。残雪がまったく見えないのは意外だった。が、早朝に降雨があり、道路は濡れている。

あまり期待せずに岩場に上ると、下部はちょっと湿気っぽいが、登れなくはない感じ。しかしKスケさんがアップを兼ねて「北落師門」にヌンチャクをかけにいったところ、上部のホールドと、リップから上はじっとりと濡れている、と。

自分は「茶摘み唄」でアップ。やっぱり、最後のハングを超えた後は、ビショビショというほどではないが、全体的にじっとりと濡れている。微妙なムーブは苦しいだろう。

UV練習

「UV」を登る。下部の「雨宿り」パートも、湿気っているとけっこう悪い。やや左に迂回して登り「雨宿り」終了点まで。そこからは、テンション。チョンボを交えてヌン掛け。

ムーブ練習ができればいいやと思ったが、キーとなるホールドが染み出しで濡れている。右手で取る縦ガバが濡れているのはまだ我慢できたが、その次の、少し甘い左手ホールドが濡れているのにはまいった。手を出しても止まる気配がない。

この時点で、もう今日はあきらめて回収するかどうか迷ったが、さすがに1トライではもったいないし、時間がたてば状態が良くなるかもと思い、そのままロワーダウン。

2トライ目、今度は「雨宿り」からつないだ。
核心の右手アンダーから左手ガバ取りは問題ない。そこで右手でクリップしようとしたが、体勢が悪いので、ゲートが右向きだとクリップしにくい。ここは長ヌンにして、かつ左ゲートにしておくべきだった。右手を穴に入れて、足を踏みかえて左手でクリップ。これでもできることはできる。右手穴を取るまでの手順(足順)によっては、こちらの方が楽かもしれない。しかし、次の右手を取ってからキョンを決めて左手で甘いカチのところが、うまく決まらない。キョンの体勢に入れない。
前回は1回だけできたのだけど、まぐれだったのだろうか?あるいは、岩の状態が悪いせいか、よくわからない。まかせの正体ヘボクライマーの限界か。

3回くらい試したが、決まらないのであきらめた。よく見ると上部の染み出しもさっきより増えいる様子。あきらめてヌンチャクを回収。

Kスケさん、Oトモさんの「北落」も、リップが濡れていて解決できそうにないということで、撤収を決定。12時半くらい。

先週に続いてベースキャンプへ

そのまま、入間のベースキャンプへと向かった。3時半か4時くらいからは雨が降り始めたのでいいタイミングで撤退したようだ。

雨のためだろう、ベースキャンプは前回よりもだいぶ客が多かった。だが、広いから混雑感はあまりないし、ルートが多いので登れるところはたくさんある。

アップの後、前回3トライして登れなかった、エントリークラス予選2本目課題11d。上部でホールドを間違えて、フォール。1週間前に3トライもしてるのに覚えてないとは! 前腕を鍛えるより脳の海馬を鍛えた方がよさそう。

2トライ目、上部核心は危なかったが、なんとかこらえてRP。前回とあわせて5便もかかってしまった。
その後、エントリークラス予選課題1本目(11a)もやってみたけど、またしても上部で落ち。厳しすぎる。これオンサイトできたら、十分「中級」の実力あるでしょう?エントリー=中級ってこと?

エントリークラス決勝へ進出も、敗退

でも2本目が5便でRPできたから予選突破(?)ということで、決勝課題(12a)をやろうかなと思っていたら、たまたま、やっている人がいたので、ガン見。オンサイト方式ではなく、フラッシュ方式になりました。見た感じでは、思ったよりやさしそうなので、トライすることにした。

1トライ目、ちょっとミスって中間あたりでテンション。ゴール直下に、少し厳しい核心ムーブが1カ所あったけど、あとは思った通りけっこう登りやすい。

2トライ目、登る気満々。が、核心で落ち。かぶっているので、復帰できないからそのまま降りる。

3トライ目、今度こそ。が、核心で落ち。まるでビデオの再生?

残念ながら登れなかったけど、面白かった。

このルート、どっかぶりを登る下部はがばがばで快適、核心のムーブは決して遠くはないのだけど、微妙なバランスムーブ。そこだけやればできるのだけど、下からどっかぶりを登ってきてややヨレた腕だと落とされる。リードクライミングの醍醐味が味わえるいいルートだと思った。

予選課題の11aも11dも、同じようにいいルートだと感じた。「遠いだけ」とか「ホールドが悪いだけ」ではなく、ムーブで落とすルート。コンペ課題だからなのかもしれないが、さすがユージさんのジム、ベースキャンプだと、感心した。

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