先日の北川での「UV」トライのあと、前腕が筋肉痛になった。数を出さない外の岩場で筋肉痛になるのは珍しい。それだけムーブの強度が強いのか、あるいは自分が弱っているのか。たぶん後者だろう。最近はすっかり週1クライマーだから、強くなるわけがない。弱っていると考えるのが妥当だ。
多少なりとも鍛えておこうと、珍しく、というか久しぶりに平日の夜に、代々木Rec’sにボルダリングに行った。夜間割引料金になる20時に入店。
この1か月ほど、平日の体育館での筋トレや有酸素運動もまったくやっていないし、クライミングもまったくやっていなかった。
週末は外岩かジムには行っているが、それも土日2日はきつくて、どちらか1日しか行けない。
なんだか体調の悪いときが多くて、それは体調が悪いと言うより、もう加齢によって身体が動かせないくらい疲れているのが常態になっている感もある。「今日は体調もいいし気分爽快だな」などという日は、滅多に無い。
歳をとれば身体が弱っていき、やがて必ず死ぬ。これはどんな人にも訪れる絶対の真理だ。ただ普段はそれを忘れているだけで、加齢も衰弱も死も、間違いなく人生に組み込まれたイベント、つまり我が人生の一部であるし、また手足頭と同様に切り離すことはできない身体の一部のようなものだとも言える。イヤだといって避けられることではない。
であれば、それを直視し粛々と受け入れながら、できることをするしかない。
ジムは空いていた。壁は一部変わっているようだけど、以前もそんなに打ち込んでいないので、やったのかやっていないのかわからない課題もある。
2時間ほどの間に、3級、4級を中心にぼちぼちトライして、3級が2本落とせた。このジムの3~4級は、T-WALLなら5~6級といったところか。
まったく歯が立たないというか、どう登ればいいのかわからないような3級もあったので、たまたま易しい課題を落とせただけかもしれないが、それでも3級とついている課題が落とせると、中級者になったみたいで嬉しい。満足した。
22時半くらいまで登って、シャワーで汗を流してから帰った。
相変わらずシャワー設備は素晴らしい。ドライヤーもあるし。ジムでシャワーを浴びておけば、家に帰ったらそのまますぐ眠れる。寒くなってきたので、帰りの湯冷めには注意が必要だが。