最強寒波の下、「パン2」修行続く1/城ヶ崎・シーサイド

「最強寒波」はシーサイドにも冬をもたらし、ダウンジャケットなしでは過ごせなかった。

日本列島を最強寒波が襲い各地で大荒れの天気になると、天気予報は告げていた。
しかし、静岡県伊東市の予報は、何度見てもほぼ晴れマーク。土日の予想最高気温は5~8度程度と、なるほど低い。だがなにしろシーサイドだから、日が出るなら寒すぎて登れないということはありえまい。

前回、「パンピングアイアン2」でヌンチャクをお借りし、交互にトライをしたSダさんに連絡してみると、土日で行く予定だという。現地で合流させてもらえないかとお願いしたところ、快諾していただけた。ありがたいことである。

5時半くらいに家を出て、0911着の電車で伊豆高原へ。伊豆高原の駅に着くと、風が吹きすさび、寒い。下降点では、以前に「エアダンス」でご一緒したYさんたちがちょうどいらして、一緒に降りましょうと言っていだき、ロープをお貸ししてくれた。助かりました。

岩場に降りると、すでに「パン2」にはヌンチャクが掛かり、その前にSダさんとTちゃんが座っていた。挨拶をして、荷物を整理。「ハジノライン」あたりのアップルートまで行くのも面倒だったのでアップは省略し、さっそく「パン2」を登らせてもらう。

前回4トライして、まだ核心を超えるところまでもつながっていない。まず核心のムーブを再検討。やはり左回り(左足ヒールの左手出し)が合っているようだ。たぶん右手で上を取りに行くのが本筋であり、左回りはちょっと逃げた感じのムーブなのでやや残念だが、それが実力だから仕方ない。

2便目で、はじめて核心を越えてつながり、薄かぶりの下部まででテンション。高い位置に左足ヒールをかけて微妙なレストの後、左手で薄いカチを取り、その後が、左手を外側に送って右手を寄せて(あるいは寄せずに直接)皿ホールドを取りに行くムーブと、いきなり右手で上の皿ホールドを取りに行くムーブとに分かれる。左手送りは楽だが、その後に足を乗せ替えなければならず、ここが微妙に悪い。いきなり右手で上を取りにいった方が手数は減るが、ちょっとデッドぽい感じになりパワーは使う。どちらがいいか。そのまま降りる。

3便目、はじめて皿ホールドまでつながるが、腕がぱんぱん。ここはレストポイントなのだけど、パンパンすぎてレストしても回復しない。そして、たぶん次の右手の良いカチを見逃していた。左手カンテが持てずフォール。よく考えると、上部はあまり練習していないので、まだ細かいところまでムーブが詰め切れていない。上部では腕に余裕がなくなっているので、細かいところまで詰めておかないと、現場処理は無理だ。

ラストの4便目、日が山の向こうにくれて、急に気温が下がり暗くなり始める。薄かぶりの左手送りのところでフォール。回収をして降りる。

・パンピングアイアン2(12b)本日4トライ、計10トライ。

さすがに、簡単には登らせてくれない。

ちなみに、Sダさんは、本日の1便目(ヌン掛け除く)で、見事に「パン2」をRP。そして、錦糸町常連のEさんもRPしていた。

自分とTちゃんはあと一歩。ムーブも固まってきたし、また明日といきたいところだが、宿を予約してない。前日に、以前Mエさんに教えてもらった安い宿に電話をしてみたが満室で、定番の大重丸も満室だったのだ。

では日帰りで明日も通勤にするかとも思ったが、Sダさんたちが泊まる伊豆高原駅近くのダイバー宿「リトルリッツ」に、一緒に泊まらせてもらえることになった。これは助かりました! この宿は知らなかったが、伊豆高原駅から徒歩5分くらいで、素泊まり2,800円と安い。風呂はないが、なければないでかまわない。テントや避難小屋を思えば、布団や暖房があるだけで幸せだ。

しかし今日は、Sダさんの車があるので、外で食事の後、クライマー料金400円の八幡野「みなとや」の風呂へ入れた。

戻って宿の談話室で少しトークしてから9時半くらいに就寝。

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