下手だから登れない「パン1」/城ヶ崎・シーサイド

日曜、日帰りでシーサイドへ。
Mイさん、Gトウさんに現地で混ぜていただいた。ありがとうございました。

アップに良いのではと薦められて、「ルーズガール」(10d)に。これはまだ触ってなかった。MOSトライ。1ピン目が高く、OSで具合がわからないから念のためキャメ1でプロテクションを取った。
(記事を読んだ方から後で教えていただきましたが、もともとNP+Bのルートだそうです)

今日は気温が高い。普通に登るだけで暑い。隣で登っている人もぬめると言っているが、たしかに状態は少し悪い。朝だからかもしれない。日が当たって乾くといいが。
で、落ちました(笑)。ヒールをかけるムーブが現場で思いつかなかった。即座に出てくるムーブの選択肢が狭すぎる。つまり、下手すぎるということ。これは落ちちゃだめだよなあ。。。悲しい。

はじめて核心を越えたが…

さて、狙いは「パンピングアイアン1」。テンテンで確認しながらヌン掛け。6ピン目を掛けるのがちょっと大変だが、うまく掛けられた。上部を確認しながら最後まで掛ける。核心の左(レストポイント)と上部に少し染み出し。

2便目、一応RPするつもりで登る。レストポイントで十分休んでから、核心に入るもフォール。とにかくここの確実性が上がらないと話にならないので、ムーブを練習する。何度かやっていたら、ちょっとコツがわかった。右足のヒールを、単にヒールをかけるだけじゃなくて、ヒールトウみたいにしてひねりこんで、がっつり固めると良いみたい。ちょっと足が痛いが、これは我慢するしかない。コツがわかったので、降りる。

3便目。核心に入る前のレストポイントで200数えてレスト。4-5分くらいかな? さっきより染み出しが増えていて、手を濡らしてしまい、シャツでごしごしと拭く。核心では、クリップが決まり、ヒールトウを意識して右手を出したらガバがつかめた。乗り越しはちょっと危なくて、思わず声が出たが、なんとか立ち上がることができた。

腕は張ってるが、ここまで来たら登ってしまいたい。次のクリップをしてから、再び200数えてレスト。カンテ沿いにカチ→カチ→穴→ガバ→カチ→カチ→ガバ穴→クリップ→遠い右のカチ→左隣のカチ→「濡れてるー」→いったんガバ穴に降りる→遠い右のカチ→左面のガバを取りに行くもフォール……。くやしい。そこから登り直し、あとはつないで終了点まで行けた。1テン。

この2秒後に、ロープにぶら下がっていた。ここまで来たら登らなければいけない。弱すぎ、下手すぎ。

要は下手だということ

余裕があれば力で押し切れたと思うのだが、すでに腕に余裕がなかった。十分レストしたにも関わらず、なんで余裕がなくなったのか反省すると、たぶん足が雑だったからだろう。もっと丁寧に足を拾っていかないといけない。丁寧に足を拾えないというのは、要するに下手だということ。やっぱり下手だから落ちたということで、悲しいがそれがいまの実力である。上手くなるしかない。

今日のシーサイドは人が少なかった。そしてみんな上がりも早く、4時くらいには、なんと我々だけになってしまった。
Mイさん、Gトウさんは、狙いのルートを登った後も、追い込みでまだ登るという。薄暗くなってきたが、「ヘッドランプがあるから大丈夫」と。やっぱり強くなる人は意識が高い。素晴らしい。
自分は1人で電車なので、お先に失礼させてもらった。帰りは1750発の電車に乗り、最寄り駅着が21時半くらい。大戸屋で鶏肉の定食を食べて帰った。

・パンピングアイアン1:本日3便、計3日8便。

気温、服装、シューズメモ

伊東市の予想最高気温は15度。やばい予感しかない。家からは長T、フリース、ナノパフ。ボトムは、バーブパンツ。半Tとタンクトップを持参。
現地は暑いことは暑かったが、昼くらいから少し風が出始めて、レストのときはフリースを羽織ってちょうどいい感じ。登るときは半Tで暑く、タンクトップ着用。
シューズは、最近見直しているスカルパ・インスティンクトレース(赤の旧タイプ)の2号。核心のヒールは、ソリューションよりぴったり決まる感じだった。

「キャデラックランチ」を登るMイさん。見事にRPしていました。