16年ぶりランニング大会

40歳のころ、まだクライミングを始める前の一時期、ランニングに凝っていた。

最近また走るようになって、その頃のランニングの記録を参考にしたいと思い、「JogNote」を思い出した。昔、「JogNote」という、ランナーに広く利用されていたランニング専用のSNSサービスがあったのだ(「じょぐの」と呼ばれていた)。自分もそこにランニング練習や大会の記録をつけていたし、ランニング仲間もいた。

しかし、その後クライミングに関心が移ってからはすっかり走らなくなって、JogNoteも利用しなくなり、最近までその存在も忘れていた。久しぶりに思い出して調べてみたところ、JogNoteは2020年にサービス停止して消滅していた。デジタル諸行無常。そういえば、スカイプもなくなるってね。

他方、大会やイベントは記録などは「mixi」の日記にも残していた。mixiは偉くて、未だにサービスを続けている。おかげで、昔のイベントや山行の記録が見られてありがたい。

mixiでの記録によると、最後にランニング大会に出たのは16年前、2009年3月の荒川マラソン大会だった。タイムは4時間4分とある。ちなみに、このころはクライミングを始めていて、この大会を最後に徐々にランニングをしなくなり、そのぶんクライミングに時間をかけるようになった。

16年ぶりにランニング大会に参加した。「かつしかふれあいRUNフェスタ」、10kmの部で走った。

この大会は最長がハーフマラソンで、あとは10m、5km、3kmの設定がある。「フェスタ」の名前通り、地元の人たちの手作りよるお祭りの雰囲気に満ちて楽しい大会だった。ゲストランナーに元東洋大学駅伝選手の柏原竜二さんが来てて、自分は箱根駅伝で走る彼のファンだったので嬉しかった。

10kmの部のスタートは12時15分と遅め。暑くも寒くもなく、風も少ない絶好のランニング日和に恵まれて、久しぶりのレースを満喫、楽しく気持ちよく走れた。

途中で歩いたりしないように、前半は抑え目に入って後半から上げていこうと思っていたが、やはりレースとなると周りにあおられてつい最初から速めになってしまう。後半はバテバテだったが、応援効果もあって、なんとか最後まで全力で走り切れた。
それでも、タイムは57分10。故障明けの正月から2か月ちょっと練習したが、自分で思っているほどタイムが伸びなかった。16年前の走り込んでいた当時は、たしか10kmは45分くらいだったので、やはり老いているのだなと実感し、少し悲しくなる。まあ、仕方ないけどね。

しかし、大会に出て他のランナーたちと一緒に走ること自体は、やっぱり気分が盛り上がってとても楽しかった。(関係ないが、クライミングをしていたとき、一度もコンペに出なかったことは少し悔やんでいて、一度くらいリードのコンペに出たかったと今も思っている)。目標ができて普段走るモチベーションにもなるし、秋シーズンには、またどこかの大会に出たい。遅くてもいいので、ハーフを走れたらいいな。

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