最近のジム活動

身体の疲れを感じるからモチベーションが下がるのか、モチベーションが下がっているから体の疲れを感じるのか。ニワトリとタマゴみたいな話でよくわからないのだが、結果としての週1回ペースのジムで、実力の低下ははっきりわかるから困ったもの。

前回は久しぶりの江戸川橋で、リードクライミングエリア垂壁の2面が変わっていた。10dまでを何本か登ってから、KハマさんやOツカさんがやっていた50氏のテープ課題11bにトライ。遠い1手が厳しくてテンテンでT.Oのみ。まあ、おいおい。

今回も夕方から。垂壁左には11bが黒、紫と2本設定されていて、なんとなくオブザベしていていたら、紫の方は登りやすそうに見えた。上部はよく見えないけど、3分の2くらいまでは簡単そうに思える。
登ってみたら、予想よりもちょっと遠いところがあったりクリップポイントを間違えて焦ったりしたが、なんとかOS。私の体感では11a。

続いて、黒11b。Oツカさんがトライしたのを見て、触ってみた。上部の遠いホールドを取りに行くとき、足位置を間違えて届かず。そこで冷静に、一度戻って足位置を変えればよかったのだけど、強引に取りに行きリカバリできず失敗。これは悔しかった。
2便目でRP。OSできなくて言うのもなんだが、これも自分の体感では11aかな。「謙譲の美徳」よりずっと簡単だよ。
いずれも、錦糸町の垂壁なら10dにされているかもしれない。なにしろ先日、錦糸町の10dは2トライして登れなかったのだから、この2本の11bはあちらの10dより簡単なのであろう。

その後、50氏が垂壁右に設定した11d/12aという課題をちょっと触って、絶対できないからもういいやと確認した後、ハング壁で簡単なのを登っておしまい。

Nタさんが設定した12aの課題も気にはなってるのだけど、もうちょっと身体を絞って登りこまないと、12aにトライする資格はないだろう。

なっこさんが久しぶりに登りに来ていて、ちょうど帰るところだったけど、少し話した。Tべさんは家でお子さんと留守番、と。Eちゃんが、ジムに連れてこられるくらいになるまでは辛抱かな。

自分も以前のよう頻繁には登っていないけど、Oタさんも最近は池袋から先には来てくれないし、Sヤマ夫妻は地方に転居だし、Kちゃんも全然こなくなったし、以前のボルダリング仲間もどんどん会わなくなってちょっと寂しい感じだ。だからこそ、たまに会えるとうれしい。

水色テープ11bを見事にRPしたKハマさん。

●店長とクライミング雑誌事情トーク

江戸川橋では、店長と、最近のクライミング雑誌事情について長々とトーク。某誌の売上は激減しているとか、某誌が意外と売れているとか、教えてもらう。売れたり、売れなかったりする理由について、いろいろ推測する。やはり、実際に売っている現場の人の話はリアリティがあって面白い。

店長も言っていたが、これだけクライミングブームと言われ、実際にクライミング人口は増えているのに、商業雑誌の数が増えないのは不思議ではある。

昔は『ロクスノ』以外に、エイ出版がクライミング雑誌を出していた。有名ルートのムーブを全部写真でばらして見せるとか、今から考えると斬新すぎる企画があってロクスノとは違う面白さがあったが(『ロクスノ』も昔は面白かった)、たしか5号で消えてしまった。

今こそ、ああいう感じの雑誌を出したら、けっこう売れるんじゃないかと思うんだけどなあ。いかがですか?エイ出版さん。やるならお手伝いしますよ。『フィールドライフ』がその役割なのかもしれないが。

また、商業雑誌ではないが、『クライミングジャーナル』もあったし、『Runout』もあった。これらは個人誌というか同人誌というか、昔風に言うと「ミニコミ」の流れで、『ROCKCLIMBING』誌につながっている。
いいんだけど、やっぱりセンスが全体的におっさん臭い。もっと若い感覚の雑誌があればと思うのだけど、そもそも若い人は紙の雑誌を読まないし、買わない。作る方も見る方も、ネット媒体が主流だろう。だから『クライマーズ』のように、商業雑誌ではなく、広告中心のフリーペーパーにするしかないのだろう。タダなら、暇つぶし程度には読まれる。

ミニコミと言えば、新宿の「模索舎」がいまだに昔とまったく変わらないスタイルで営業しているのがすごいと思うが、すぐ近くの末広亭だって、昔ながらのスタイルで営業してるか(何の関係もないが)。