つまらなさに慣れていく

今年の夏も暑く、ランナーには厳しかったが、深夜や早朝に走ったり、公営体育館でトレッドミルを使ったりして、ランニングはそれなりに続けており、走力も少しずつ向上していた。

9月終わりから10月にかけて、仕事が集中して忙しかったのと、すこし体調を崩したことが重なり、2週間ほどまったく走れなかった。それらが一段落して走れるようになったときは、気温もだいぶ下がり、走りやすくなっていた。こりゃ快適だと調子に乗って、いきなり練習の距離とスピードを上げたら、膝を傷めてしまった。バカだな。

1年前と同じ鵞足炎の症状で、左膝の内側が痛む。前回よりだいぶ症状は軽く、日常生活には差し支えない程度だが、これがなかなか治らない。数日から1週間くらい休んで痛みが軽くなり、もう大丈夫だろうと思って少し走ると、痛みがぶり返す。日常の買い物程度なら平気だが、長距離のウォーキングをすると痛む。ということを、3回繰り返して、中途半端に休むのではなくて、完全に痛みがなくなるまで休むべきだと悟った。それから2週間以上完全レストして、ようやくほとんど痛みもなくなり、そろそろ走れるかな?というくらいまで戻ってきた。しかしさすがに懲りたので、慎重を期してまだ様子を見ている。

それとは別に、8月終わりに、背中に粉瘤というできものができて、膿んできたので病院で除去手術を受けた。手術自体は簡単なものだったが、抜糸後もなかなか傷が塞がらない。治りきるまでに、当初病院で説明されていたよりもかなり長い時間がかかった。

怪我や傷が治りにくい理由には、やはり加齢があるのだろう。歳を取れば無理がきかなくなる。無理して怪我をすると、治りも遅い。だから、様々なアクティビティを楽しむのにも、とにかく怪我や故障をしないことが大切で、無理せず安全第一を優先に考えなければならない。

それは仕方ないことではあるが、いくらかつまらないことだとも感じる。そのつまらなさに慣れることが、歳を取っていくということなのだと思い知らされている。

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