沢に登らず、まったりキャンプ

8月最後の土日、友人と沢キャンプへ。何度か企画していたが今年は天候に恵まれず、初めてのキャンプとなった。

高崎線で高崎駅まで行き、集合。レンタカーを借りて沼田方面へ。この時点で行き先がはっきり決まっていないというテイタラク。車内でスマホの地図を見ながら、あーでもないこーでもないと話し合う。とりあえず、沼田からロマンチックな街道に入り、適当な沢を探そうということに。このあたり、沢屋的と言うより釣り師的なスタイルだろう。

しかし、高崎から沼田まで、高速代をケチって下道を走ったら少し渋滞もあって意外と時間がかかり、買い物を済ませて沼田を抜けたのが午後になってしまった。

ロマンチック街道を尾瀬方面に進み、途中で適当な沢筋を探索してみたりもしたが、どうもピンとくるところがないということで、Uターン。いつもの平川小田倉沢方面へ。もう何度も来ている沢で、ワンパターンなのだけど、外れることはないという安心感はある。(平川の平の字は、正しくは「泙」)

取り付きの駐車場に車を停めると、自転車(MTB)が2台置かれていた。地元の中学生か、高校生だろうか? 自転車でこんな川に遊びに来るなんて、100パーセント正しい夏休みだ。

この平川は、本流を詰めるとそれなりにしっかりした沢登りになるらしいが、アプローチが長い。以前、一度本流を少し遡ってみたのだけれど、代わり映えしない風景が続き、途中で疲れて止めてしまった。本流を詰めたいなら、林道をもっと上流まで車で入って、適当なところから降りるのがいいのだろう。あるいは、前泊するなどして早めに入って長距離をテクテク歩くか。

いずれにしても、今回もいつものように枝沢の小田倉沢にはいる。ここは、短いけど美しいゴルジュが続き、少し歩くと、なかなか立派な扇滝があり、そこがハイライト。また、滝の上もなかなか美しい渓相ではある。だが登るのは簡単で、沢屋的な視点での遡行価値はたぶんあまり高くないのだろう。おそらくそのため沢屋があまり入らないので、たぶん綺麗なままなのだろう。釣り師はけっこう入るらしいが、いまは昔と比べると魚影は薄いようだ。

ハイライトの大滝超えも、何度もしているので、今回はパス。ゴルジュ地帯に入る前で早々と荷物を下ろして焚き火の準備を始めた。

そして、いつものような宴会。自分は酒も飲まずに、せっせと薪をくべて焚き火の世話をする。しかし、宴会トークのテーマが「孤独死」「倒産」「生活保護」など、ディープになっているところが後期中年の集まりらしくて、なかなか味わい深い。

翌日は、沢水で洗ったそうめんを食い、温泉で汗を流してから、帰宅。高崎から池袋まで直通電車で楽ちん。家に着いたのはまだ日が出ている時間だった。

薪を集めすぎかと思いきや、あっさり燃やし尽くした。乾いていてよく燃えた。

登攀意欲をそそられる岩壁が続く

岩が非常にもろく、クライミングには適さない。とは言え、一応登ってみるのがクライマーのサガ。

せんとくん?

獣の足跡がたくさん残っていて、興味をそそられる。これは鹿だろう。顔みたいでかわいい。

清水が豊富な沢はそうめんに限る。水切り用のネットを忘れないことがポイント。

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